四日目・とりあえず…マーキングしただけなフィレンツェ

6時30分モーニングコール
寒かった…エアコンが全然効いてなかったみたい
夜中何度も目を覚ます
ブースの中で熱いシャワーを浴びる
連泊なのでスーツケースは出さなくていい
うぁ~楽チンだわ

レストランに下りてゆく
夕べ、夕食をご一緒した方にすれ違う
「ひどい朝食よ…ヨーグルトとハムは別料金だし…」
行ってみる…と絶句するようなコンチネンタルな朝食
ジュースは粉を溶いたものみたいだし
パンもカサカサしたものが一種類
コーヒーもない…
ウェイトレスをやっと捕まえ持って来てくれるよう頼む
一切れのパンにマーマレードジャムを塗ってコーヒーで流し込む
部屋に戻り、夕べ残した2切れのピザをぱくつく
トマトもがぶり…よかった!!!ピザ、テイクアウトしておいて
「持って帰った方がいいわよ!!!」とアドバイスして下さった方に感謝☆

8時少し前、ホテルを出発
9時前にはフィレンツェに到着
フィレンツェの街が一望できる丘の上のミケランジェロ広場へ

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お天気もよくって!!!ブラボー♪

フィレンツェの街中にバスは入れないので徒歩で…
大きな石畳…車より馬車が似合いそう
革製品の店でお決まりのトイレ休憩
皮の匂いがする
バックやコートなど皮製が並んでいる
日本人の店員が割引率などの説明をしている
買う気もない私はぼんやり店内を見回す
うん。。。
黒の丈の長いコートが目に付いた
あの長さは日本では売ってないなぁ…
柔らかそうな皮…軽そう
いつの間にか説明が終わり、皆が散らばった
コートに触ってみる…うん…いい感じ
店員さんに聞いてみる…試着してもいいですか?
「いいですよ…サイズは…こちらですね」
羽織ってみる…かっ軽い…しかもぴったり
これは…やばい…かなり欲しい
突然…店員さんが聞く「添乗員さんですか?」
えっ…いえ…違います…ただの旅の者です
「あっ…すみません…」
そんな感じが漂っていたらしい…

覚悟を決めた☆これも出会いだわ!!!
店員さんも上司(イタリア人)と交渉してくれ
現金で買うのと同じ割引率にしてくれた
袖だけ詰めてもらうことに…
昼までには出来るとのこと
店員さんが詰める長さを計ってもらいレジに行く
オーナーらしきイタリア男性がちょっと首をかしげて…
もう一度コートを着るように鏡の前に連れて行く
それからバランスをもう一度確かめながら図り直し
こうして…コートは私サイズになった

めぐり合った興奮を胸にフィレンツェの街を歩く
とにかく建物に迫力がある
石の文化…石畳に残る轍…大きなドアの横にある馬を繋ぐ鉄の輪
まんま…残っている凄さ
そして

ガリレオ・ガリレイが眠る
サンタ・クローチェ教会

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花の聖母大聖堂と呼ばれる
ドッオモ

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↓サンジョバン二礼拝堂

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ヴェネチアで
買った
皮手袋をして

ヴェッキオ橋
など観光

ウフィッツィ
美術館…
外から
見ただけ

絶対もう一度
こなくっちゃ☆

ぐるっと
回っただけの
フィレンツェの街

この後
1時間だけの
フリータイム

そして、決まったレストランで昼食
いまいちなパスタとチキン料理…
デザートのクリームカラメルは美味しかったけど
とほほ。。。フィレンツェにいたのはなんと4時間
あまりにも短かったフィレンツェ体験。。。

この後は、オプションツアーでピサへ
が…これが大変
高速道路(太陽の道)が事故で渋滞
まったく動いてくれない
あ~あ…これで斜塔まで見られなかったら悲しすぎる。。。
が…しかし旅の神は見捨てず
冬の短い陽が落ちかかる直前にピサに到着

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もう月が見えるでしょう
危ないところでした

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なんか広いところに
斜塔だけがポツンと立っているのかと
思っていたら
ちゃんとドッオモも洗礼堂もセット
当たり前なのね
近くには病院やお墓もあって
人は生まれてから死ぬまで
お世話になるところなんですって

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もう修復されて
倒れることはなくなった斜塔
3階を立てている時傾き始めたから
よく見ると
4階との間がちょっとくの字になってます
そのまま立てちゃうところが
イタリアらしい!!!

日が暮れて…ピサを後にする…わずか1時間ちょいのピサ体験
今来た道を走り…フィレンツェへ
今夜も夕食が付かない
希望者だけ中央駅の近くのレストランへご案内…ということなので
私は一人街をぶらつくことにした

午後7時を過ぎた街…家路を急ぐ人達に混じって歩く
スーパーを見つけ飛び込む
ワインとヨーグルト、カット野菜を買う
明日の朝食用
それから駅前のBarに入り生ビールを注文
レジのオヤジさんが「えっ…」というような顔をする
「ピッコロ…(小さい)」と聞く
私は大きい方と…手振りで伝える
まったく…と思いながら椅子に座ろうとして
バーテンにたしなめられる
あっ…そうだった…座ると料金が違うんだった
店は仕事が終わってリラックスに来た人達で賑やか
はは…日本と同じだ
止まり木に寄りかかりビールを飲む
ああ…今日もよく動いたなぁ
さて…お腹が空いた…どうしょうかなぁ
『グラッチェ~』と言って店を出る
集合時間まであと1時間

バス停ではバスを待つ人の列が出来ている
日本と変わらない…生活する人々
そんな中をすり抜けて歩く
パリの夜の一人の歩きは怖かったけど
イタリアは空気が優しい気がする
歩き回って一軒のレストランに入る
入り口の方はカフェになっている
私は奥まで進み、バーテンさんに一人であることを告げる
テーブルに通され、座る…キャンドルに灯がともる
メニューを貰う…日本語で書かれていた
見回すと日本人カップルが一組食事をしていた
はは…ガイドブックに載ってる店なのかな?

ハーフ・デキャンタの赤ワインと
シーフードサラダとフィレンツェ名物仔牛のボーンステーキを注文

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サラダは???だったけど
ステーキは美味しかった
硬いので
日本人の評判はよくないみたい
でも…本来の肉の味がして
私好みでした
もちろん…全部は食べられず
残してしまった
これを平らげるイタリア人は
やっぱりすごいと思う

いい気分で集合場所の皆と合流…
やっぱりこういう時間が旅の楽しさだなぁ…と思う
もっと居たいなぁ…そんな思いを胸に
フィレンツェの街を後にしました

ホテルに着き…夕べの残りのワインも飲まずに爆睡☆
しかし…なんだかんだ言って
この旅も飲んでいるなぁ~

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